・なんで起こるの?
現在でも詳しい原因は不明なことが多いと言われていますが、有力な説として自己免疫疾患と言われています。
人の体には外部から細菌やウィルスが来たときに体内に有害な異物があるときに免疫抗体の細胞が破壊・捕食して人体を病気から守る機能があります。しかし、リウマチになるとこの免疫抗体細胞が正常な組織や細胞でも攻撃するようになっていまします。そうなると正常な関節内が徐々に破壊されていってしまいます。
・どんな症状か
関節部の痛み・変形、朝の強張り、などが主な症状になります。
特に手指の関節に症状が現れることが多いです。
30〜50歳の女性に多く発症します。
現在は関節破壊による変形に対する薬が見つかり昔のように顕著に変異が見られることはなくなってきました。痛みのコントロールも非ステロイド薬を用いることが多いですが、人によってはステロイド薬を使用してしまっている方もいます。
ステロイド薬の頻回使用は感染症、糖尿病、緑内障、骨粗鬆症などのリスクが高まるため好ましくないとされています。
・当院の鍼灸治療の方針
病院の投薬治療を同時に行い、まずは痛み症状の緩和を図り減薬を目指します。
さらに、リウマチ患者さんは痛みの他にも胃腸問題や冷え、不眠など他の不定愁訴を抱えている場合も多く、これらの症状も同時に治療を行うことで、より良い生活を送れることを目指します。